30年の歴史を彩る名作 “Half Cab”

birnest コータ

今年で30周年を迎えた “Half Cab”

今でも多くのスケーターに愛され続け、着用されている一足。
実際に、僕自身も愛用している一足です。

そんなHalf Cabについてディグっていきましょう。

 

“HALF CAB”の誕生

2022年で誕生から30周年を迎えた “HALF CAB”

1989年、スケートボード界初のシグネチャーモデル「CABALLERO(キャバレロ)」をリリース。

これが現在の “Half Cab(ハーフキャブ)” の原型となったモデル。

シグネチャーライダーとなったのは、世界中のスケーターからスケボー界の生きる伝説と讃えられる Steve Caballero(スティーブ・キャバレロ)。

Steve Caballeroは、1980年代後半に人気を集めたBONES BRIGADE(ボーンズ・ブリゲード)のメンバーで、スケボーのトリック “キャバレリアル” を生み出した人物。

周りのスケーターからも憧れられる存在の彼がシグネチャーとなったモデルは、多くのスケーターを魅了した。

 

名前の由来

名前の由来について、実際のインタビューを元にご紹介。

SKATEboardingJAPAN によるスティーブ・キャバレロのインタビューより一部抜粋。)

Q:
なぜ、ハーフキャブと名付けたの?

S:
89年に発売された最初のモデルはハイトップだったんだ
モデル名は「Caballero High-top」(キャバレロ・ハイトップ)
3年後に、いろんな人がそれをカットしてミッドトップとして使っていることに気づいた。
それをきっかけに自分もやり始めたんだけど
ずっとやり続けていると、こんな馬鹿げた事はないと
Vansに連絡して、最初からミッドトップを作ってくれとお願いしたんだ。
じゃあ、半分に切るんなら “Half cab” って名付けようってなったんだ。
トリック名でもあるハーフキャブ(キャバレリアルの半回転)と重なっていたし。
スケートボードの繋がりだったからそのまま使っていったよ。
自分がハーフキャブをしているシルエット写真があって
それを靴に貼付けたのがそのままロゴになって今まで続いているよ。

と語っています。

 

今のハーフキャブに至るまで

元々は現在のデザインではなく、それまでのVansのスニーカーに見られたミドルカットよりも高いハイカットディテールを採用していたモデルでした。

当初のハイカットデザインは、1st モデル「キャバレロモデル」と呼ばれ、

現在の “Half Cab” は2ndモデルと呼ばれています

↑1st モデル「キャバレロモデル」

 

当時のスケーターには、足首の自由度が高いものが好まれたことから、スニーカーのハイカット部分を切り取ってテープを留めてカスタムするのが流行り始め、自身でミドルカットにカスタムするスケーターが現れ始めました。

 

↑こんな感じ。

 

当時からVansにもローカットの商品はあったのですが、憧れのスティーブ・キャバレロのモデルを着用したいので、
それぞれがカスタムしてミドルカットにしたというのもスケートカルチャーらしい斬新さ。

それを見たスティーブ・キャバレロが、

「いっそのことデザインをミドルカットにしたらどうか?」

という提案をVansに持ちかけ、ミドルカットデザインを採用。

そして “Half Cab” が誕生しました。

 

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